鉱石のγ放射による空気浄化アイテムの開発(特許出願中)

プラズマ放電により空気中の水分と酸素から、水素のプラスイオン (H+) と、酸素のマイナスイオン(O2-)が発生し、これらのクラスター化したイオンは、空気中に浮遊する菌などの表面で結合し、酸化力の強い OH ラジカルに変化する。

OH ラジカルはカビや 菌の表面から水素原子(H)を奪い、結合して水(H2O)となる。

水素原子(H)を奪割れたカビや菌は、機能が抑制され不活化となり増殖抑制または無害化される。

これが空気浄化の原理であり、この原理を応用した空気清浄機や、エアーコンディショナーなどが製品化されている。

今回、電力エネルギーの供給を要することなく上記のような空気 浄化機能を得るべく、人体の健康に影響のないレベルの微弱放射線(α線・β線・γ線)を発生するトリウム等のレアアースの粉末と遠赤外線を放射するジルコニア等のセラミックスの粉末とを混合したものを AIR IMPROVING POWDER として商標登録申請(商願 2021-071584)し、プリントのバインダーや、UV 樹脂等に混ぜ機能性用品を開発していきます。

レアアースから発生する微弱放射線(微弱エネルギー)により、クラスターイオンが生じ、上記と同様の原理により空気浄化がなされる。

今回は、プリントする際のバインダーに AIR IMPROVING POWDER を混ぜクラスターイオンがどの程度発生するか試験しました。

レアアースは希少鉱物で高価なため、バインダーに対して 20% の割合で配合 しましたが、常に 300 から 400 のクラスターイオンが発生していることが確認できました。

この数値は現在、他で製品化されているものと同じくらいの値になります。

いま現在、繊維などで抗菌・抗ウイルスを謳っている商品は、すでに繊維上に付着した細菌の増殖を抑制するものであり、それに対しクラスターイオンは周囲に浮遊する様々な物質に取り付き、中和分解することで効果をもたらします。

クラスターイオンは常に放出されているので、例えば、プリントされた T シャツ も着用していない状態でもハンガーにかかっていればその周辺が常に空気浄化されます。

電波波長γ(ガンマ)線が主体となるので、厚い金属・鉛以外は透過するので空間に露出する必要もありません。加えて、原料が天然鉱石なので、半永久的な効果が生まれます。

(2020.12.15)

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